IT Pro ニュース:「ウイルスバスター」のパターン・ファイルに不具合、大規模パソコン障害が発生
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トレンドマイクロ:サポート情報 - ウイルスパターンファイル2.594.00(日本時間:午前7:33頃公開)へのアップデートにおける、コンピュータのCPUが100%になる現象に関して
いつかこんなことが起こるだろうと思っていたので、冷静に対処した。
不謹慎な想像だが、これだけセキュリティー・アプリが肥大化するのであればいつか致命的な不具合を引き起こすような感触があった。そうでなければ、いつかアンチ・ヴァイルス・アプリ自身がウィルスを配信するんじゃないかと思っていた。今回の事故をみると、その不謹慎な想像と大差ない感じがする。
以前にそのような想像をした直接のきっかけは、ソースネクストが出している『ウィルスセキュリティ』というアプリを買ったことにあった。もともとセキュリティー・アプリにカネを払うこと自体が無駄なような気がしていたので、「安い方がいいや」という安易な発想で購入したものだったのだが、これが見事に動かなかった。当時使用していたのは、WindowsMeを積んだ某SonyのPCだったのだが、何が原因かはよくわからないがとにかくちゃんと動作してくれなかった。そんなわけで、購入費¥1.980の『ウィルスセキュリティ』は活用することなくそのまま捨てた。(ソースネクストの名誉のために書いておくと、あのアプリがちゃんと機能している所を見たことがあるので、恐らく私が使用していたPC環境に問題があったのだろうと思う。)
その代わりに突っ込んだのが、トレンドマイクロの製品だった。当時、既にアンチ・ヴァイルス・アプリとPC向けファイア・ウォール等のセキュリティー関連アプリがセットになっている製品が出ていたのだが、個人的な感想としてはアンチ・ヴァイルス以外は明らかに不要だと思ったので購入しなかった。そんなわけでアンチ・ヴァイルス・アプリのみインストールしたのだが、それだけでいかにも動作が重い。そんな状況があって冒頭で書いたような不謹慎な想像をしてしまったわけだ。
セキュリティ関連アプリが肥大化していったのは、さまざまな機能を求める需要があったということの裏返しなのだろう。しかし、OSの深い部分にまで食い込むアプリがあれほど肥大化していったとき、不具合が出ないはずがないと思うのは自然なことだと思う。そして、そのアプリを開発しているのがMSではないサード・パーティであるなら尚更そう思う。
そして今回の事件を通して、今後私たちはさまざまなリスクを考慮しつつ自分なりにセキュリティ・リスクに関する判断をしなければならない、という現実を突きつけられた格好になった。セキュリティ・アプリを使用するリスク、使用しないリスク。どちらにメリットが多いかは、ユーザ次第ということになるだろうか。今後も今回のような事故は発生するということを前提に対応を考えなければならないだろう。パーフェクトに安全な方法ってのは存在しない。使う側がどのメリットを最大に評価するか考えなければならない。
ちなみに私が選択したのは、通信環境をすべてMacに移すという方法。もちろんそれだけで安全が保証されるわけではないのだが、アンチ・ヴァイルス以外の機能はOS自体が提供してくれているものが利用できるし、なんと言ってもMacの中身はBSDなわけでUNIXの資産を有効に活用できる点にメリットを見いだした次第。誰にでも勧められる方法ではないけれど、自分にとってはこれで充分だったりする。